
岡山県に奥津温泉という有名な温泉があるのはご存知でしょう。中国自動車道の院庄で降りて、北へ上がれば紅葉時には素晴しい景観の奥津渓谷を抜ければすぐに奥津温泉があります。美人の湯ともいわれ、湯原・湯郷と並んで美作三湯の一つとして有名です。
その奥津温泉のすぐ東にそびえ立つ山が泉山です。標高は1209mとそこそこの高さのある山です。だいぶ前になりますが、去年の11月18日(日)に登ってきましたので、その報告をしたいと思います。
朝6時にA君宅に集合しました。いつものH君と前回から参加しているK君の4人が集合し、マックスバリュで食料品やビールを調達し、姫路バイパスから播但道を経由して中国道へ入り、岡山県の院庄インターで降りました。院庄は南北朝時代の少し前、96年代後醍醐天皇が隠岐島に流される際に宿泊した所で有名です。

院庄から少し道は間違えたものの40分ほどで登山口に到着しました。
登り始めは9時10分頃でした。登り始めはゆるやかな坂が続きました。途中「中林の滝」の方へ行き、その先へ進もうと思って、あちらこちら登山道を捜しましたが、登山道らしきものはありませんでした。あのまま進んでいたら遭難していたかもしれません。あまり有名でない山は登山道がはっきりしていない場合があるので、充分な注意が必要です。A君を先頭に頂上を目指して上っていきました。
周囲は杉林です。下界よりはやはり温度が低く、休憩するとすぐに体が冷えてきます。そして雲行きもにわかにあやしくなってきました。
2つ目の天の滝も過ぎて少し行くと、相当きびしい急坂が待っていました。4人共無口になり息を切らしながら登って行きます。いつしか周囲の林はブナ林に変わっていました。

日頃毎週のように高御倉に登っているH君は益々強くなっていました。
以前は随分と後方からついてきたのに、今回はピッタリついてきました。今回2回目のK君は34才と若いせいもあって、とにかく力強い。少々ペースを上げてもしっかりとついてきていました。
さて、天気が悪くなるのが早いか、頂上に着くのが早いか、競争のような感じがしましたが、何とか見晴らしが効く頃に頂上にたどり着けました。
途中の頂上の井水山から泉山までは屋根づたいで高い木がなく、見晴らしもよく気持のよいハイクができました。
頂上は寒かったです。気温は0℃前後と思われました。こんなに寒いと外で昼食をとれないと思い、途中あった津山高校のヒュッテの中で昼食を、ということでそちらへ急ぎました。そして、ついに降ってきました。雨が・・・・・と思いきや、アラレもパラリ・・・・・
頂上手前で攣ったふくらはぎをかばいながら、必死の思いでヒュッテにたどり着きました。ヒュッテはログハウス風の造りで、中は20帖ほどあり、比較的新しい小屋でした。我々4人で鍋焼きうどんを食べ、ビールを飲みながらくつろいでいると、2~3組のパーティも入ってきて、中はすぐに満杯になりました。

食事が終わったあと、シュラーフに入って昼寝をしましたが、足先が冷たく眠れませんでした。次回は足冷え対策を検討しなければ、と思ったものです。快適な昼寝ができなかったのは残念ですが、これも自然なことでしょう。
泉山(いずみのせん)などという山は、この日まで聞いたことはなかったけれど、なかなかいい山だな、と思いました。そんなにゆるくなく、そんなに急ではないけれど、けっこう登りごたえのある山で、途中水場にも恵まれているし、頂上では360°の視界が望めるし、夏山登山には最適じゃないのかな、と思える山でした。
帰りに町営の温泉(名前は忘れました)に入りましたが、さすが温泉を売り物にしているだけあって、施設も整い、規模も大きい温泉でした。日帰りで奥津渓谷を観賞し、この温泉にゆったりつかって・・・という計画もいいのではないでしょうか。
この日はいつも運転してもらっているH君に感謝の意をこめて、湯上りのおいしいビールを飲んでもらって、いつも飲ませてもらっている我輩が運転して帰りました。



