寒い季節に最も暖房の欲しい時間帯はほとんどの家が夕食から就寝にかけての時間帯でしょう。昼間は南面の窓のある部屋にいれば結構暖かいものです。太陽が照っているからです。
では、その太陽の熱を夜に活用させるにはどうすればいいのでしょうか。それは太陽の熱を何らかのかたちで夜まで残せばいいのです。
皆さんはご存知でしょうか。石やコンクリートが蓄熱体となり得ることを。例えば石焼きビビンバの石はずーっと熱いとか、ひと昔前は登校の際に焚き火で温めた小石をカイロがわりにポケットに入れておいた、という例からでもおわかりいただけるのではないでしょうか。
そして、このコンクリートを利用して熱を蓄えるという方法を用いるのです。
家の床部分に厚み20㎝のコンクリートを布設し、それに昼の間太陽から得る熱で水から温水(30℃以上)にして、それを床下のコンクリートの中をまんべんなく循環させ、蓄熱体であるコンクリートを暖める。そうすれば日中晴天ならば家中その恩恵で朝方まで暖房する熱を蓄えることができるのです。
床下のコンクリートの蓄熱層に20㎝ピッチで給熱パイプ(ポリブデン管で継目なし)を配管し、それに太陽で温められた温水を通してコンクリートを温めるのです。
コンクリートの下にはしっかり断熱をして、地中に熱を逃がさない様にして床を温めるのです。床下を一周した配管内の温水はコンクリートを温めるために温度が下がります。そしてまた、屋根に上げて太陽熱で温めなおしてから再度床下のコンクリート内に通す。この繰り返しで床下コンクリートの温度を上げるのです。
夕方、太陽が沈んでも温められたコンクリートからはほの温かい熱(輻射熱)が室を暖めるのです。
そして朝までその熱を放ち続けるのです。そして日は又昇る・・・・。